はじめに
こんにちは!はてなブログで初投稿をします。ともや先生です。
今回は新学期が始まるこのタイミングで英検の勉強法を徹底解説していきたいと思います!
基本的には英検準2級をベースにお話ししていきますが、どの級でも通用する勉強法になりますので、英検を受験予定のすべての方に参考にしていただきたいです!
長い記事となっているので、
①知りたい情報が決まっている方
→目次から見たい部分にジャンプ
②一から情報を得ていきたい方
→最初から読んで頂く
という形をオススメします。
本記事の対象読者
・英検準2級の受験を決めた中学生・高校生
・英検に向けて何をどれくらいやれば良いのかがわからない方
・どの教材を購入すべきか迷っている方
英検準2級のレベルと取得するメリット
日本英語検定協会の英検のHPによると、英検準2級の難易度は
「これまで5級・4級・3級と着実に英語の基礎力を身につけ、基本的な応用力として次の段階へつながる重要な級で、レベルは高校中級程度」とされています。
高校中級程度と書かれてはいますが、私の周りの早慶生や国立大学に通う友人は「中学2年生の春〜中三の夏ごろ」までに合格している子が多く、早慶以上を目指している中学生はできる限り早く受験をする事をお勧めいたします。
また、現在高校生で早慶などの難関大を志望している学生さんは今からでも遅くはないので最速で英検準2級合格レベルの英語力をつけることが望ましいでしょう。
また英検準2級を取得するメリットとして、入試での得点優遇が挙げられます。
各校の入試優遇に関しましては、こちらのサイトがとてもわかりやすいため本記事では割愛いたします。
試験の特徴と目標得点
試験形式
英検準2級は1次試験と2次試験から成り、
- 1次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能
- 2次試験では試験監督とのマンツーマンでのスピーキング試験
1次試験のリーディングは37問、ライティングは50〜60字程度の自由英作文が1題、リスニングが30問出題され、これらの3技能がそれぞれ600点満点ずつの配点となります。
日程
英検は毎年3回実施されており、
例年第1回が5月、第2回が10月、第3回が1月に実施されています。
具体的な日程については、英検の公式HPに記載がありますのでそちらをご確認ください。
合格率
近年、合格率に関する公式発表はありませんが以前のデータをもとにすると35%と推定されます。
合格率はあくまで受験者のうちどれだけの割合が合格するかを表している毛なので、特に気にする必要はなく自分に足りない事を身につけていく事だけに集中しましょう!
合格点と目標点数
英検の合格はCSEスコアという基準で判断されるため、何問正解したら合格という単純な計算ができません。
1次試験の合格基準は3技能合計の1800点満点で1322点以上のCSEスコアを取得する事とされています。
素点の目安としてはリーディングとリスニングの素点で
6割前後の67問中36問正解を目指すのが一般的です。
しかし合格するための得点の取り方は、自分の得意不得意によって変わってきます!
「各パートで何点ずつ得点するかという目標を自分で立てるのが難しい」という方はオンライン面談も受け付けておりますので、
この記事の最下部から、お気軽にお問い合わせください。
教材と勉強法
おすすめの参考書
本記事では主に2つの参考書をご紹介します。
1つ目は、
①7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
この参考書の特徴は以下の3点です。
❶リーディング、リスニング、ライティングのそれぞれの解き方や重要単語がまとめられている。
❷筆記試験とリスニング試験の予想問題がそれぞれ4回ずつ収録されており、解説が手厚い。
❸「英語の友」というアプリでリスニング問題を全て聴くことができるため、登下校中などの隙間時間にリスニングの復習が可能。
参考書の具体的な取り組み方は、この後の部分でご説明いたします
②英検準2級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)
こちらは英検準2級の頻出単語が1500語収録されているため、こちらを完璧にマスターすれば試験本番に単語の問題で困ることはないでしょう。
一方で、単語数が非常に多いため短期間の学習で合格を目指している方は先ほど紹介した「予想問題ドリル」に載っている単語・熟語を完璧にし、あとは過去問でわからなかった単語を拾いながら覚えていくだけでも十分です。
こちらはあくまで、「時間に余裕がある」+「英検だけの学習ではなく基礎的な英語力を身につけたい」方にオススメです!
③過去問
英検対策で欠かせないのが過去問です。
英検の公式HPから過去3回分の過去問を無料で入手できるので是非ご活用ください。
こちらの過去問は解説はありますが解説はございませんので、解説が欲しい方は購入をオススメします。
学習の流れ
まず勉強を始める一番最初に上記のHPから過去問を入手し、実際に本番同様の時間で全てのパートを解いてみましょう。
解いたら丸つけをし、自分の得意部分と不得意な部分を認識することが重要です。
具体的には、
・リーディングの大問1と大問2、リスニングの大問2、大問3の正答率が50%を切っている。
・リーディングの大問3は満点で、大問4も1問ミス
・リスニングの大問1は目安の60%以上は取れている。
といった感じです。
次にその結果を受けて、試験本番の戦略を立てていきます。
例1) 自分はリーディングの単語の部分が苦手なので、大問1と大問2であと2問ずつだけ正解できるようにして、あとは大問3と4の文章題で点を稼ごう。
例2) リスニングは全体的にできていないので、せめて大問2だけでも60%以上正解できるようにしよう。
この時に目標の点数がリーディングとリスニングの合計で36問以上の計画が立てられているかを注意してください!
リーディングの学習法
❶「予想問題ドリル」のDay1の頻出英単熟語とDay5の重要会話表現を完璧に覚える。これらは最低限の単語なので1つ残らず確実に覚えましょう!
「パス単」を購入された方はパス単の出る度Aの問題をまず完璧にしましょう。
英単語の取り組み方については、別の記事を公開予定ですのでそちらをご参考ください。
❷基礎的な単語と熟語、会話表現をマスターしたら「予想問題ドリル」の予想問題に取り組んでいきましょう。
丸つけを必ず行い、間違えた問題の単語を少しずつ覚えていきましょう。❶のステップで覚えた単語はあくまで、最低限の単語なので間違えた問題を中心に単語を覚えていきましょう。
英検のリーディングは単語学習で9割が完結するといっても過言ではないと筆者は感じています。
それくらい単語・熟語・会話表現をマスターすることで得点をUPさせて行く事ができるので、
単語を暗記→問題を解く
という流れをひたすら繰り返していきましょう。
ライティングの学習法
ライティングの学習のステップは2つです。
❶ライティングのフォーマットを覚える。
❷実際に問題を解き、誰かに英作文を添削してもらう。
❶のフォーマットとは例えば、
Do you think students should take part in club activities at school ?
という問題に対して、
(賛成の場合)
I think students should take part in club activities at school and I have two reasons. First, 〇〇〇〇 . Second, △△△△ . This is why they should take part in club activities.
のように、「ある程度決まったフォーマットに則ってロジカルに英作文を書く癖をつける」ということです。
上記の回答では、最初に賛成か反対かを述べて、2つ理由があると説明。
その後、1つ目は〇〇、2つ目は△△と理由を述べ、最後にそういう理由で〜であると思います。と締めています。
このようなフォーマットは試験本番にどのような問題が出ても使えるフォーマットなので必ず覚える必要があります。
❷の添削に関しては、学校の先生でも塾の先生でもいいので英検の英作文の添削に慣れている人に添削をしてもらうようにしましょう!
もしそのような人がいない場合は、私も添削指導は受け付けていますのでプロフィールからお問い合わせください。
リスニングの学習法
リスニングの学習のステップは2つです。
❶「予想問題ドリル」に掲載されている単語の発音は最低限しっかりと覚える。余裕があれば、「パス単」に出てくる単語の発音も覚えていきましょう。
❷「予想問題ドリル」で解いて間違えた問題や偶然正解した問題を、アプリや付属のCDを使って繰り返し復習していきましょう。
オススメのやり方は、
①まず音声を流して、聞こえた文章・単語を書き取っていき、文章が完成するまでこれを繰り返す。
※実際、完璧に書き切ることは難しいと思うので10回くらいを目安に繰り返し聞いてください。
②次に、自分が聞き取れなかった単語やフレーズをテキストの解説のスクリプトを見ながら確認し、音声と同時に音読を繰り返しましょう。
2次試験対策
2次試験はスピーキング力を試す、面接形式で行われます。
こちらに関しては、英検準1級以上を保持しているなどある程度英会話ができる方に模擬面接をしてもらう事がいいでしょう。
私の方でも、英検の模擬面接レッスンを受け付けておりますのでプロフィールより、お気軽にお問い合わせください。
2次試験でオススメの参考書
10日でできる! 英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版