英単語は英語学習において土台となる部分。
ただどんな単語帳を買えばいいのか、学校で配られたものでいいのかわからない、なんて悩みがありますよね。
そこで本日は英単語帳を買う時にチェクすべきポイントを4つに絞ってお話しします!
英単語学習で英語の基礎をみにつけ、英語力を向上させていきましょう!
1. 文ではなくフレーズが載っている単語帳がおすすめ
これはどういうことかというと、
長い文章のような例文ではなく、4〜6単語ほどで構成されたフレーズが載っているかをまずみてください。
理由は、2つあります。
一つ目は、英単語を学ぶ最終目的は英語を扱えるようにすることですよね。英作文や英会話で自分自身が使える表現、フレーズを沢山頭に入れるために簡単に覚えられる短い例文が載っている英単語帳がいいです。
二つ目は、英単語を覚える時には意味を機械的に覚えるのではなく、どういう場面で使う単語なのかをイメージし関連づけた方が定着しやすいからです。
特に重要なのは、この動詞はどういう前置詞と一緒に使われやすいんだろうといったフレーズ、熟語の理解です。
大学受験やTOEICでも、適切な単語を選択するという問題は出てきますが普段から英単語を学ぶ時にこの意識で暗記していれば文法を過剰に対策する必要もなくなります。
例えば、以下の2つのfollowという単語の例文
どちらが覚えやすいでしょうか
1: When you buy new electric appliances and don't know how to use them, you have to follow the attached instructions.
2: follow your instructions
圧倒的に2番目の例文ではないでしょうか。
英単語の例文の目的はその英単語の使い方を知ることができればいいので、2番のような簡潔なフレーズで十分なのです。
2. 音声がついている
付属のCDでも、アプリでも構いません。
とにかく音声を聞くことができるものを選んでください。
理由は音声を聞いて正しい発音を身につけるためです。
時間がある時には音声を聞きながらシャドーインングするのも効果的です。
音を聞きながら、紙に書いて、自分で発音し、それを目で確認する
といったように五感をフル活用して覚える事で暗記力が高まるという研究結果も出ているようです。
毎回音声を聞く必要はありませんが、満員電車で単語帳を開けないときなど隙間時間に音声を聞く勉強法は効果的です!
3. 自分の目標に合ったレベル、範囲の単語帳を選ぶ
まずは自分が目標としている英語力を整理してみてください。これは英単語に限らず他のどの参考書を買う時にも必ず確認しましょう。
早慶の文系学部を目指すのか、国立大学を目指すのか、英検を受けるのか、TOEICで700点を目指しているのか、900点を目指しているのかなど
人によって目標とするレベルや分野は様々です。
自分のレベルに合っていない英単語帳を買えば新しく覚える単語がほとんどないかもしれませんし、逆に知らない単語しかないので挫折してしまうかもしれません。
また範囲の異なる英単語帳を買うのもやめましょう。
例えば、TOEICはビジネスマン向けの英語試験のためビジネスや日常の会話で使われる英単語が頻出ですが、英検やTOEFLでは学術的な内容の文章が出題されることが多くアカデミックな英単語をより多く覚える必要があります。
大学受験でも慶應の法学部ではかなりの難易度(英検1級レベル)の英単語を問う問題が毎年出題されていますが、東京大学などの国立大学では英単語の難易度自体は高くありません。
このように自分の目標に合った範囲、レベルの英単語を学ばないと目標から遠ざかってしまう可能性すらあります。
4. 1冊をやり切る覚悟で購入する。2冊目は買わない
ここが最重要ポイントです。
これも英単語帳に限らず、参考書全般について言えることですが一度購入したら基本的にはやりきりましょう。
何冊も色々な英単語帳を購入することはおすすめできません。
理由は、
一つの英単語帳を繰り返し続けることで単語学習を日々の生活に溶け込ませ習慣化させることができるからです。
複数の単語帳をあっちこっち繰り返していると、学習のサイクルがその度に途切れますよね?
前回どこまで進めたかわからなくなって、結局毎回最初から始めるなんてことに既になっている方もいるのではないでしょうか?
そうなれば前の方の単語ばかり勉強していて後半以降は全く覚えていないという状態になってしまいます。
英単語は単なる記憶だけでなく、イメージ記憶も重要になってきます。
「この単語の載っているページは他にこういう単語があって、例文はこうだったな。」といった感じです。
これは一つの英単語帳だけを繰り返し続けていく方が記憶に残っていきます。
また一つの単語帳を続けるべき2つ目の理由としては、
何十周も繰り返してくことでようやく目に入ってくる箇所が出てくるからです。
何回もやって完璧になってきたと感じていても、実は説明欄に載っている細かい多義語を読み落としていたりなどが絶対に誰でもあります。
そしてこれはほぼ毎回見落としている可能性があるのですが、何十周もしてほとんど完璧になってきたという状態になって初めて、こういった隠し単語が目につくことがあります。
まさにこれこそが、
一つのことを継続した人にしかわからない景色です。
そのため、実は
英検の勉強のために出る順のパス単をとりあえず買うというのはおすすめしていませんし、正直言って要りません。
特別に単語を対策しないといけないのは英検1級からでしょう。
私自身、高3の秋ごろに気分で英検準1級の過去問を初見で解きましたが、シス単しかやっていないにも関わらずほとんどの文章が理解でき正解できました。
結局英検対策の2ヶ月くらいでしか使わない単語帳を買うのは効率が良くないです。
経験上、成績が伸びない人に限って沢山英単語帳を購入している気がします。
伸ばしたい人は一つの単語帳をやりきりましょう。
私はこれまでの英語学習で、
システム英単語、英検1級のパス単、TOEICの金のフレーズの3冊を使ってきましたがどれも最低1年以上何十周もやりこんだ英単語帳です。どれもボロボロになるまで使用しました。
(※シス単に関しては、卒業の時にタイムカプセルに埋めたので家庭教師用に買い替えてしまいました笑)
よく生徒に言う言葉がありまして、
キーパーグローブくらい汚れるまで使いましょう
ピンとこない方もいるかもしれませんが、笑
サッカーのスパイクでもなんでもいいです。
とにかく自分の手の汚れで本の断面が黒く汚れるまで使って初めて単語学習です。
自分にあった英単語帳を購入して、一緒に英語力を高めていきましょう!!
おすすめの英単語帳、英単語の学習法の記事も公開予定ですのでそちらもぜひ参考にしてみてください!