はじめに
皆さん、「今年こそ沢山本を読むぞ!」なんて意気込んだ経験はありませんか?
皆一度は本を読んだ方がいいと思っているし、読んだら賢く見えそうなんて考えて読書の習慣を身につけたいと思っている人は多いと思います。
私自身年間80冊ほど読んでいる読書好きではあるのですが、読書の習慣が身についていない人はいくつか大きな勘違いをしていたり、先入観に囚われている人が多いように思います。
仕事以外にも友人とサウナに行ったり、プログラミングの勉強をしたり英語の勉強をしたりブログを書いたりなど日々忙しくしている私でも読書が続けられているノウハウを本日はご紹介します!
間違った捉え方①:「買った後に積読するのは良くない」
一つ目の間違いは「買った後に積読するのが良くない」という思い込みです。
積読とは買った本を読まずに本棚に積んだままにしている状態を指す造語です。
「え!せっかく本を買ったのに読まないのは良くないでしょう!」って多くの方々は思ったと思います。
でも積読して良いんです!
こちらの写真は実際の私の積んだまま読み終えていない本達です。笑
それではあなたがこれまで読んで一番面白かった本やためになった本を思い浮かべてみてください。
すぐに夢中になって読んで一気に読み終えませんでしたか?
また本を無性に読みたくなる時には集中して100ページくらい一気に読んだことはありませんか?
そうなんです。読書とは巡り合わせなんです。
読みたい時・読まなければいけない時に読めば良いだけなのです。
買った後に積読してしまった本を結局読まずに終えてしまうのは、積読は良くないことだと思い込んでいるからです。
気分が乗らないのはあなたとその本の相性が良くなかったからで、あなたは何も悪くないです。買った時点で読んでも読まなくてもお金は返ってこないので関係ないです。笑
冷蔵庫に食品を積んでいても罪悪感はないですよね?それと同じで本も気分が乗らなかったら積読スペースを作ってそこにじゃんじゃん積んじゃいましょう。
そして時間ができた時、気分が乗ってきた時に一気に読んじゃいましょう!
また、前買った本を読み終わっていなくても読みたい本があったら買ってしまって大丈夫です!
私自身同時並行で5冊くらい読んでいることもありますし、1冊の本をかなり時間をかけて読み終えることもあります。
間違った捉え方②本は最初から読み始めて最後まで読まないといけない、勿体ない
二つ目は本は最初から最後まで読まないと勿体無い。という考え方です。小説の場合は最初から全部読んでください。笑
これは一番やってはいけない考えです。
厳しい言い方をすれば読書から何も得られない人は大体この読み方をしています。
読書の目的はなんでしょうか?多くの方は新しい知識を求めて読書をしていると思います。
つまり大事なのは全てに目を通すことではなく、読む前と読んだ後で少しでも知識を広げる、深めることです。
ただ本1冊は大体200ページ以上からなり、約9万〜15万文字もあります。これをあなたは1回で全て頭に入れることはできますか?
私にはできません。多分いつになってもその力が私に開花することはないと思います。
だから「勿体無い」という思いから本をすべて目を通そうとするのは返って勿体無いことをしています。
モッタイナイ精神によって、何も本から得られない状態になっているのです。
だからこそ私はまず自分はどんな知識を得たくてこの本を読むのか、事前に自分はどれだけの知識があるのかを整理し、その後目次を見てその知識はどの章に書いてあるのかを確認しそこを中心に読んでいます。
もちろん、読書の目的次第では最初から最後まで全て読むこともあります。
ただ本によっては40ページくらいに目を通し、その代わりその部分を何周もして理解を深めることにしています。
すでに知っている知識やまだいらない知識が書かれている部分はざっと目を通すくらいで良いでしょう。
最初から最後まで読むという一見当たり前のような読書法は実は多くの人にとってはハードルの高い一番上級者向けの読書法なのです。
なので読書初心者の方々は、
- 自分がその本を読む目的をはっきりさせる
- 重要なところを繰り返し重点的に読む
という読書法をお勧めします!
間違った捉え方③:読書家=読んだ本の冊数が多い人
最後の落とし穴は、読んだ本の冊数が多ければ多いほど良いという勘違いです。
この点は2つ目に紹介した部分と関連する部分ではあるのですが、読書の目的は
「自分がそこからどれだけの情報、知識を得ることができたか」
そこに全てがかかっています。
なのでステータスのように読書数だけを積み重ねても全く意味はありません。
読書は外部に見せるステータスではなく、内部に宿る教養です。
そのため、自分が読みたい本を読んで十分な知識を得ることができていればあなたは十分読書家ですし、かなり質の高い読書体験ができていると思います。
私自身10回以上読んでいるお気に入りの本があります。
それらの本は何回読んでも1冊カウントではありますが、自分の中では100冊の読書よりも価値があると思っています。
そのためまずは読書数よりも気になった本を手に取り、1冊1冊じっくり読んでいくことをおすすめします。
おわりに
本日は私なりの読書方法を紹介していきました。
まずは月に1冊でもいいので手に取ってみましょう。
その1冊からあなたの良質な読書の習慣が始まっていきます。
周りは気にせず、自分のペースで自分の読みたい本を手に取ってみてください!